Art for Well-Being

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2025年03月12日

3月21日(金)「ケアの現場で考える、音色生成AI・MRとつくる表現の可能性」シンポジウム


Art for Well-being プロジェクトのなかで、実験的な取り組みに関わってきた障害福祉の現場の人たちや技術者が集い、現時点での課題や期待などを共有しながら今後の可能性や展望について語り合います。

■テーマ
「ケアの現場で考える、音色生成AI・MRとつくる表現の可能性」

■登壇者
○木村 基(四天王寺和らぎ苑 リハビリテーション室 主任、作業療法士)
○徳井 直生(アーティスト、株式会社Neutone 代表取締役)
○武田 和恵(福祉とアートのコーディネーター)
○菊地 将晃(ダンサー)
○緒方 壽人(デザインエンジニア、Takramディレクター)
○清水 淳子(デザインリサーチャー)
○司会進行: 小林 茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 教授)

■日時
2025年3月21日(金)16:00-18:00

■会場
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
オープンスペース
(東京都渋谷区宇田川町3-1 渋谷東武ホテル 地下2階)
Google Map / 周辺アクセス

■参加費
無料

■定員
50名(要申込)
▷ライブ配信・アーカイブ配信あり(要申込)

■情報保障
文字による情報保障あり

登壇者

登壇者の体調によっては、オンラインでの登壇に変更したり、終演時間を変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。


木村 基
四天王寺和らぎ苑 リハビリテーション室 主任、作業療法士

京都芸術大学芸術学部卒。四天王寺和らぎ苑 作業療法士・紙噛みクラブ代表。2006年作業療法士で勤務した施設で重症心身障がい児・者の方と表現活動を始める。2017年から東大阪市で障がいのある子どもと御家族の表現活動の場を運営。現在は大東市、奈良市、大阪市でも表現活動のワークショップを定期的に行なっている。2023年から現職場。職場では重症心身障害児・者の自らの動きのみで描く表現活動や発する音を採取し、組み合わせて音楽を作る活動に取り組んでいる。一本の線から広がる世界をモットーに描くとは何かを探究している


徳井 直生
アーティスト、株式会社Neutone 代表取締役

AIを用いた人間の創造性の拡張を研究と作品制作の両面から模索。アーティスト、デザイナー、AI研究者/エンジニアなどから構成されるコレクティブ、Qosmo(コズモ)を率いて作品制作や技術開発に取り組むほか、23年7月設立のNeutone(ニュートーン)では、AIを用いた新しい「楽器」の開発を手がける。著書『創るためのAI — 機械と創造性のはてしない物語』。


武田 和恵
福祉とアートのコーディネーター

山形市生まれ。東北芸術工科大学卒業後、山形市内の福祉事業所に9年間勤務の後、2012年より、一般財団法人たんぽぽの家、NPO法人エイブル・アート・ジャパンの東日本復興支援プロジェクト東北事務局にて、障がいのある人の芸術活動支援事業に携わる。2018年より、やまがたアートサポートセンターにてコーディネーター職として従事。2023年より、天童市を拠点に「一般社団法人こねる」を設立し、多様な人が寄り合う場づくり「アトリエこねる」をスタート。


菊地 将晃
ダンサー

北海道十勝生まれ。山形大学農学部卒。17歳からストリートダンスを始める。大学進学を機に山形県へ移住。2010年、ダウン症の男性にダンスを指導したことをきっかけに、障害の有無や年代に関わらず仲間として共に活動するインクルーシブダンスファミリー「Kickin’ Dance Fam」(キッキンダンスファム)を2014年に結成。2021年からは、障害のある人も参加する多様な表現活動の場として、オープンアトリエ「とあるアトリエ(仮)」をスタート。ダンススタジオでインストラクターをしながら、県内外で障害のある方の表現やダンス、パフォーミングなどに関わる。


緒方 壽人
デザインエンジニア、Takramディレクター

デザイン、エンジニアリング、アート、サイエンスまで幅広く領域横断的な活動を行うデザインエンジニア。東京大学工学部卒業後、国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)、LEADING EDGE DESIGNを経て、ディレクターとしてTakramに参加。主なプロジェクトとして、「HAKUTO」 月面探査ローバーの意匠コンセプト立案とスタイリングなど。著書『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』。


清水 淳子
デザインリサーチャー

視覚言語研究者 / インタラクションデザイナー。人々のクリエイティビティを高めるための視覚言語のデザイン、多様な価値観を持つ人々が集まる話し合いの可視化を専門とし、著書に「議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書」(BNN新社)がある。2013年から2017年にUXデザイナーとしてYahoo! JAPAN在籍。2019年、東京藝術大学デザイン科にて修士課程修了。現在は、ビジュアライズ手法の開発、作品制作、執筆などの活動を通じて、ビジュアルで思考することの可能性を探求中。


(司会進行)
小林 茂
情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 教授

オープンソースハードウェアやデジタルファブリケーションを活用し、多様なスキル、視点、経験を持つ人々が協働でイノベーションに挑戦するための手法や、その過程で生まれる知的財産を扱うのに適切なルールを探求。著書に『Prototyping Lab第2版』『アイデアスケッチ』など。岐阜県大垣市において2010年より隔年で開催しているメイカームーブメントの祭典「Ogaki Mini Maker Faire」では総合ディレクターを担当。

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