Art for Well-Being

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2023年07月24日

8月7日(月)福岡|フォーラム「Art for Well-being 表現とケアとテクノロジー」を開催

表現すること、表現に触れること、表現しあうことは、よりよく生きていくことに必要です。

だからこそ、病気や事故、加齢、障害の重度化など心身の状態がどのように変化しても、さまざまな道具や技法とともに、自由に創作をはじめることや、表現を継続できる方法を見つけていきたいと考え、Art for Well-beiingプロジェクトをスタートさせました。

生成AIやVR(バーチャルリアリティ)など、毎日のようにニュースなどで目にすることも多くなってきましたが、そうした新しいテクノロジーによって、ケアの現場における表現活動はどのように変わっていくのでしょうか。

この報告会では、障害のある人やケアに携わる人と、エンジニアやデザイナーが新しいテクノロジーを取り入れ実験的に取り組んだ表現活動の成果や考えてきたことを共有し「表現とケアとテクノロジー」について考えていきたいと思います。

情報保障について
手話通訳と文字による情報保障があります

体験会も同時開催します

さらに、報告会の前には、これまでArt for Well-beingプロジェクトが取り組んできた、AI(人工知能)と絵画、VRとダンス、触覚と講談と日記など、さまざまな表現とケアとテクノロジーの取り組みを体験できる時間もありますので、ぜひご参加ください。

8月7日(月)フォーラム 福岡

〇内容

・ Art for Well-beingプロジェクト紹介
・ トーク① 「Art for Well-beingからテクノロジーの哲学を考える」
・ トーク② 「きこえないあそび。きこえないムジカ。」
・ ディスカッション

Art for Well-beingプロジェクト紹介

重度の障害のある人とのアート活動の取り組みから、Art for Well-Beingプロジェクトに取り組むに至った経緯と概要について紹介します。

・小林 大祐(一般財団法人たんぽぽの家)

トーク①「Art for Well-beingからテクノロジーの哲学を考える」

デザイナーやエンジニア、研究者とともに、表現とケアの現場に関わることでみえてきた可能性と課題、これからの展望について話します。

・小林 茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]教授)

トーク②「きこえないあそび。きこえないムジカ。

福岡県聴覚障害者協会青年部と九州大学の協働による、聴覚障害のある人にとってのコンサートのあり方を考える、実験的な取り組みについて報告します。

・長津 結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院 准教授)
・鈴木 玲雄(手話劇団「福岡ろう劇団博多」代表)

ディスカッション

・長津結一郎、小林 大祐
・コーディネータ 小林 茂
・森山淳子(認定NPO法人ニコちゃんの会 代表理事)

〇登壇者プロフィール

小林茂さん 顔写真

小林 茂 (情報科学芸術大学院大学[IAMAS]教授)

博士(メディアデザイン学)。監訳書『デザインと障害が出会うとき』など。人工知能などのテクノロジーは自在に解釈できるものであると捉え、多様な人々が手触り感を持って議論に参加できる手法を探求している。「Ogaki Mini Maker Faire」(岐阜県大垣市)では2014年より総合ディレクターを担当。


長津 結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院 准教授)

専門はアーツ・マネジメント、文化政策学。障害のある人などの多様な背景を持つ人々の表現活動に着目した研究を行なっている。東京藝術大学大学院博士後期課程修了。博士(学術・東京藝術大学)。著書に『舞台の上の障害者:境界から生まれる表現』(九州大学出版会、2018年)など。


鈴木 玲雄(手話劇団「福岡ろう劇団博多」代表)

1986年2月滋賀県大津市生まれ。2歳半のころ、原因不明で混合性難聴になる。滋賀県聾話学校幼稚部卒業、普通学校に進学。高校時代に演劇部の文化祭発表に惹かれ、俳優活動を始める。同時にいつか全くきこえなくなるだろうと、手話を学び始める。

森山 淳子(認定NPO法人ニコちゃんの会代表理事、医療的ケア児コーディネーター、感性学修士、チャイルドライフコミュニケーター)

重い障がいのある長女を3歳4か月で亡くし、その後障がいのある子どもの親仲間と共に「ニコちゃん通信の会」の活動を1992年に開始する。以降、会の活動の傍ら、重い病気や障がいのある子どもたちと家族のための、キャンプやスキーといったアウトドア活動、コンサート等の文化芸術をボランティア活動として行ってきた。
活動をより良いものにしていくため、2010年九州大学大学院統合新領域学府へ進学。2012年3月九州大学大学院卒業後、「どんなに重い病気や障がいがあっても心豊かに人生を生き抜く」をコンセプトに2012年11月法人化。以来、日常と非日常の両面から本人や家族と関わる活動を行っている。




【開催概要】
フォーラム「Art for Well-being 表現とケアとテクノロジーのこれから」

〇日時
2023年8月7日(月曜)
体験会   15:00~17:30
受付開始  17:30~
フォーラム 18:15 ~ 20:30

〇会場
九州大学大橋キャンパス デザインコモン2階
(福岡市南区塩原4-9-1)

〇参加費
無料

〇定員
40名

〇お申し込み方法
・ WEBフォームから申込む
https://forms.gle/oTJzpMjURFh6P5cx7
・ 電話から申込む
 0742-43-7055[主催者:一般財団法人たんぽぽの家]

〇会場までのアクセス
西鉄天神大牟田線「大橋駅」東口 :徒歩5分
西鉄バス48系統「塩原4丁目」   :徒歩5分
西鉄バス47・60系統「西鉄大橋駅」:徒歩5分
九州大学キャンパスマップ(大橋キャンパスMAPの④番)

〇主催
文化庁/一般財団法人たんぽぽの家、九州大学大学院芸術工学研究院長津研究室

〇共催
九州大学大学院芸術工学研究院附属社会包摂デザイン・イニシアティブ

〇お問い合わせ先

一般財団法人たんぽぽの家
Art for Well-being 事務局
TEL.  0742-43-7055
MAIL art-wellbeing@popo.or.jp

本フォーラムは、文化厅委託事業「令和5年度障害者等による文化芸術活動推進事業」の一環として開催しています。

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