Art for Well-Being

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2024年02月18日

[展覧会]Art for Well-being 表現とケアとテクノロジーのこれから

展覧会

表現すること、表現に触れること、表現しあうことは、よく生きるために必要だとわたしたちは考えています。

だからこそ、病気や事故、加齢、障害の重度化などによって、心身がどのような状態に変化しても、さまざまな道具や技法、AIやVRなどの新しいテクノロジーとともに、自由に創作をはじめることや、表現することを継続できる方法を探ってきました。

本展覧会は、障害のある人たちの表現活動とケアの現場、そしてテクノロジーの出会いから見えてきた、これからの可能性を一緒に考えていきます。

■会期
2024年3月15日(金)-3月20日(水・祝)
13:00-19:00 ※月曜休館

■会場
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
スタジオB
(東京都渋谷区宇田川町3-1 渋谷東武ホテル 地下2階)

車椅子などをご利用の場合は、アクセスページに掲載している車いす等利用者向け推奨ルート(PDF)および館内バリアフリー情報にてご確認ください。
https://ccbt.rekibun.or.jp/visit#access

■入場料
無料

■シンポジウム/ギャラリーツアーお申し込み

■チラシ[PDF]
ダウンロードはこちら

■主催
文化庁/一般財団法人たんぽぽの家
文化厅委託事業 「令和5年度障害者等による文化芸術活動推進事業」 

■提携
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]

■協力
社会福祉法人わたぼうしの会、NPO法人エイブル・アート・ジャパン

■全体監修
小林茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS])

展示内容

① 音との新たな出会いを生み出すAI
AIプラグイン「Neutone」を用い、身近な音から音楽作品をつくりだすワークショップを開発。

監修者 徳井 直生

② WAVE: なみのダンスとMR
現実世界と仮想世界を融合させた世界のなかで、波の動きを通して感覚を共有するダンスパフォーマンス。

監修者 緒方 壽人

③ とけていくテクノロジーの縁結び
ALSの体奏家、ジャワ舞踊家、踊る手しごと屋、インタラクション研究者のコレクティブ。

監修者 筧 康明

④ Good Job! Digital Factory
デジタル上の福祉の実現をめざして新しい仕事・文化を一緒につくるNFTプロジェクト。

協力:株式会社日本総合研究所、TART.K.K

ギャラリーツアー

Art for Well-being事務局による展示内容の紹介ツアーです。
毎日2回ずつ実施します。
[1]14:00~15:00
[2]17:00~18:00

■会場
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
スタジオB

■参加費
各回 無料、定員5名

シンポジウム

※シンポジウムは終了いたしました

実験的な取り組みに関わってきたクリエイターや技術者、福祉現場の人たちが集い、現時点での課題や期待などを共有しながら今後の可能性や方向性について探ります。

■日時・テーマ
① 3月15日(金) 16:30-18:30
「福祉×NFTの可能性」

② 3月16日(土) 16:30-18:30
「表現とケアとテクノロジーのいま」

■会場
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
オープンスペース

■参加費
各回 無料、 定員50名(要申込)
オンライン配信あり (要申込)

■情報保障
文字による情報保障あり

■登壇者
① 3月15日(金) 16:30-18:30
「福祉×NFTの可能性」

庄野 祐輔
MASSAGE MAGAZINE発行人

兵庫県生まれ。編集者・デザイナー。90年代から仲間たちとインディペンデントマガジンを発刊し、現在は活動の場をオンラインへ移行。インターネットが生み出す文化を観測する活動を続ける。自身のメディア「MASSAGE MAGAZINE」を運営する傍ら、2022年にはNFTに関する包括的な論説とアートワークを集めた書籍『THE NEW CREATOR ECONOMY』を発行。

高瀬 俊明
株式会社TART 代表取締役

1988年生まれ。2010年に早稲田大学理工学部を卒業し、資生堂入社。14年に独立し、ウェブサービスの事業開発に従事。16年からブロックチェーンを活用した事業開発を開始。19年にTARTを創業し、アーティストや自治体に対してNFTをはじめとした技術支援を行う。代表的な作品にGenerativemasks、KUMALEON、Nishikigoi NFTなどがある。

水嶋 輝元
株式会社日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門 マネジャー

ロンドン芸術大学卒業、慶應義塾大学大学院修了後、株式会社日建設計にて国内外の都市開発・都市デザイン業務に従事。その後、日本総研に入社し企業や官公庁向けのリサーチ、コンサルティング業務を行う。研究・専門分野は戦略とクリエーティブの橋渡し、先端技術と社会課題の掛け合わせ等による事業開発支援。

池田ワトソン
Good Job!センター香芝メンバー

Good Job!センターで取り組む3Dプリンタなどのデジタル工作機械によるものづくりにおいて、ソフトウェアとペン型のデバイスがセットになった造形システム「Freeform」を使いこなし、デジタル上で立体造形を行う仕事に取り組む。また、プラモデルのランナーや3Dプリンタでのものづくりで出る端材など、廃棄されるものを蘇らせ作品をつくるなど独自の視点での表現活動を行う。


② 3月16日(土) 16:30-18:30
「表現とケアとテクノロジーのいま」

徳井 直生
アーティスト・DJ・研究者、株式会社Qosmo 代表

AIを用いた人間の創造性の拡張を研究と作品制作の両面から模索。アーティスト、デザイナー、AI研究者/エンジニアなどから構成されるコレクティブ、Qosmo(コズモ)を率いて作品制作や技術開発に取り組むほか、23年7月設立のNeutone(ニュートーン)では、AIを用いた新しい「楽器」の開発を手がける。著書『創るためのAI — 機械と創造性のはてしない物語』。

緒方 壽人
デザインエンジニア、Takramディレクター

デザイン、エンジニアリング、アート、サイエンスまで幅広く領域横断的な活動を行うデザインエンジニア。東京大学工学部卒業後、国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)、LEADING EDGE DESIGNを経て、ディレクターとしてTakramに参加。主なプロジェクトとして、「HAKUTO」 月面探査ローバーの意匠コンセプト立案とスタイリングなど。著書『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』。


筧 康明
東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 教授

インタラクティブメディア研究者、メディアアーティスト。博士(学際情報学)。慶應義塾大学SFC、株式会社プラプラックス、MITメディアラボ等での活動を経て、2018年より東京大学大学院情報学環准教授として新たに研究室を立ち上げる。デジタル技術のもとで人間の感覚・知覚や物理素材の特性を拡張する物理的インタラクション表現の開拓を行う。

小林 茂
情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 教授

博士(メディアデザイン学)。1993年より電子楽器メーカーに勤務し、2004年から現職。監訳書『デザインと障害が出会うとき』など。人工知能などのテクノロジーは自在に解釈できるものであると捉え、多様な人々が手触り感を持って議論に参加できる手法を探求している。「Ogaki Mini Maker Faire」(岐阜県大垣市)では2014年より総合ディレクターを担当。

アクセス

東京都渋谷区宇田川町3-1
渋谷東武ホテル 地下2階

渋谷駅から徒歩8分

お問い合わせ・お申し込み

一般財団法人たんぽぽの家
〒630-8044 奈良県奈良市六条西3-25-4
TEL. 0742-43-7055 FAX. 0742-49-5501
メール art-wellbeing@popo.or.jp

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